マルシン アンシュッツM1403スポルトユニバーサル〜入手した実銃用フロントサイトを着けてみた…まあ酔狂だけどね…
マルシンのアンシュッツ1403に実銃用のアンシュッツ純正マイクロサイトを入手して取り付けた話が前回だったが、酔狂ついでにアンシュッツ純正フロントサイトも入手してしまったので取り付けてみた。
マルシンのアンシュッツのフロントサイトは樹脂製の一体成形でそれらしい形にはしているけど、サイト部分とマズル部分も一体、サイトポストも一体というオモチャくさい構成。
どうせオモチャなんだからそのままでもいいんだけど、せっかくのアンシュッツ、せっかくのスポルトユニバーサルなんだからフロントサイトもサイトパネルが交換できる実銃の構造を再現したい…
ということでやってみました。
結果…マルシンのアンシュッツは評判通りの命中精度で5メートル先のA4用紙に当てられれば上等…というレベルなのでマイクロサイト、バリアブルフロントポストなんてへの突っ張りにもならないんだけど、まあ酔狂です…w
Anschutz社の実銃用フロントサイトユニット
ちょっと錆が浮いているけどまあまあのコンディションのものが手に入った
分解してみたらこんな部品構成
サイトポストは薄いパネルになっていてターゲットの円の直径や幅違い、
一本ポストや十字ポストなどに交換できるようになっている
後ろのネジは少し引き出すとシェードの役割もできそう
スチール製で12mmレールに固定するようになっている
マルシンのマズルを生かして12mmレールを自作して取り付ける
当初構想ではレールはアルミで自作するつもりだったが
マルシンのマズル自体がイモネジ一本で固定されているような具合なので
ここに強度を持たせるのは意味がないと判断してABS製にした
ABS製の方が削りだしは雲泥の差で楽なのでこれが正解だった
マルシンのフロントサイトはネジで固定されいるかの如く
成形されているがこのネジもレールっぽい段差も全部モールド
サイトポスト固定ネジもサイトポストも成形という一体部品
これをぶった斬ってマズル部分だけを使用する
マズルに自作したABS製12mmレールを
サラネジで固定してアロンアルファを流し込む
しっかり固定できることを確認して仕上げに進む
マズルとレールはブラッセンで塗装
サイト部分は錆をピカールで落としてオイルを巻いた
サイトビューはこんな感じ
こうして出来上がったマルシンAnschutz M1403スポルトユニバーサル
はっきり言って元々とどう違うのかは解説しないとわからないぐらいの差
実銃いじっている人だったらピンとくるかなぁ…要はマルシンのアンシュッツって
サイトが全体的に実銃より小ぶりなのが気になっていた
写真で見れば本物みたいに見えるかな…
といってももうM1403って射撃競技に使われていたのは
1970年代から1980年代にかけてで今の競技者は誰も持っていない
大体希望通りの姿になってきたのであとは
木製ストックをオイル仕上げにすることぐらいかな…
こんな感じで壁に飾ってます…
しかし誰もこのアンシュッツに結構手が
かかっているなんて気が付かないだろうなぁ
サイトを覗いて貰えばマルシンオリジナルとは違うとわかってもらえる…と思いたい…
ありていに言えばマルシンのアンシュッツにマイクロサイトをつけるのは
スズメを大砲で撃つようなもので意味なんかないんだけど酔狂です…酔狂…
2025年5月12日
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